無題
大好きなエドガー・ライト監督作品が まさか年内に観れるなんて‥お祭りだーー! って意気揚々と挑んでしまいました。 あのエドガー作品のカークライムアクション、 しかもキャスティングも好い切り口で まとめてあるなあ、さすが。 ただ、 悲しい… 続きを読む
大好きなエドガー・ライト監督作品が まさか年内に観れるなんて‥お祭りだーー! って意気揚々と挑んでしまいました。 あのエドガー作品のカークライムアクション、 しかもキャスティングも好い切り口で まとめてあるなあ、さすが。 ただ、 悲しいくらいに乗り切れなかった‥。 ほんとこの監督の大ファンのはずなのに あれ?あれあれあれ??と気づけば置いてきぼり‥。 という感じで取り残された(たぶん)稀な部類の よくわかってないであろう人間です。わたし。 今回の主人公は まだ幼さの残る、 でも切れ切れのドライヴテクを携えた 逃がし屋 通称“ベイビー”。 とある理由で作ってしまった借金返済のためだけに この仕事から足を洗えないでいる。 オープニングからさっそく 銀行強盗後の“逃がし屋”シーンが始まったとき これも訳あって、ですが、 終始音楽とともに在る作品なんですね。 また使い方が旨い。さすがのセンス。 ただ、主人公のあどけなさやこの音楽づかいは 新鮮だったものの、こういう設定は「ザ・ドライバー」や 「ドライヴ」で観てきたなあという既視感。 いやオマージュのはずなんですが、これから始まることが わりと読めてしまうなあと。 この作品、好きな要素が詰まりに詰まっているのに ここが残ったなあ!という胸熱シーンがないんですよね。 クライムアクション好き、カーアクション好き、 旨い音楽づかい好き、キャストそれぞれの個性も好き、 恋愛要素の導入法も好き、彼女と母親を重ねる設定好き、 主人公のトラウマを車・音楽・サングラスで 終始 アイコン化し、それらを乗り越えてリスタート‥ とか、もう好き好きだらけ。 なのに作品自体に乗れなかったことが 余計に喪失感を増長させるんです‥。 エドガー作品だし、まあ警官もいっぱい出てくるしで 「ホット・ファズ」みたいに笑いたかったなあ。 唯一、郵便局での5歳児の言動には思いっきり笑った記憶が。 うーーーん、 ジェイミー・フォックスの演じる 冷や冷やする悪人度合いとか もちろん主人公の父親的存在でもある 正体不明のケヴィン・スペイシーとか 彼女役のリリー・ジェームズは超キュート‥ でも結局キャラクターの掘り下げも浅かったせいか もったいない感は否めず。 恋に落ちて間もないのに 犯罪者としての側面が確実に見て取れる彼に あっさり着いていく 彼女の順応性もわからんし、 (むしろ彼女も実はどこかの組織で 犯罪スキルがあって‥ とかなら理解できたがそうでもない) 終盤、被告人側の証言者の言動や 5年待っててくれた人が現れたとき、 何この急なファンタジー的な展開は‥ と思った。 いくら若い主人公といえ あれだけの犯罪に相当するダークな落とし前は 普通に欲しかった。むしろトラウマ克服には 必要不可欠だったんじゃないかと。 次回作はサイモン・ペグとニック・フロストと 監督の3人で、好き放題笑わせる系の 原点回帰な作品が見たい。 要するに思いっきり笑いたいです。 (‥この超アウェイであろう感想、虚しいったらない。)