アウフヴィターゼーエン
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1858年アメリカ、ドイツ人歯科医師であり賞金稼ぎのキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)は、賞金首であるブリトル三兄弟を知る黒人奴隷のジャンゴ(ジェイミー・フォックス)を連れた三兄弟討伐の旅を開始する。 難なくブリトル三兄弟を始末した2人だったが、シュルツはジャンゴの射撃スキルが高いことに気づき、彼との旅を続けることを決める。2人は、ジャンゴの妻がいるというキャンディ・ランドを目指すのだったが…。 ジャンゴのタフで知的な(難しい言葉を知らない設定は途中から曖昧になっていったが)フリーマンぶりはもちろん、人道主義の賞金稼ぎでバディのシュルツが堪らなく好きなキャラクターだった。クリストフ・ヴァルツは、同じくタランティーノ監督作品の『イングロリアス・バスターズ』に続き、アカデミー助演男優賞を獲得している。 ディカプリオがドアップ(効果音付き)ドヤ顔で出てきた時は出オチ感がハンパなかったが、2人の嘘を見抜いてから話し始めた「3つのくぼみ」の件はさすがだった。 黒人ながら屋敷内での地位を確立している執事のスティーヴンを演じたサミュエルL・ジャクソンの嫌らしい演技も見事。 屋敷での銃撃戦(流れ弾祭)で終わるのも作品としてはアリだが、本作は、殊タランティーノ作品はこれだけには止まらない。 いや、監督自身が出演したかっただけではないかと思ったら、違った。そう、彼は爆死したかったのか。と思ったらこれも違う。とんでもないカタルシスがその先に待ち構えていたのだった。クリストフ・ヴァルツの助演男優賞と同じくして脚本賞も受賞しているのは大変納得。 西部劇でありながら、黒人ガンマンが大暴れする異色の内容であるので、ウエスタン・ミュージックと共にヒップホップが流れるという珍しいBGMも堪能できる。