☆4.6
僅か2年前の前編/前作『伝説誕生』から驚異的なレベルアップ。古代インドなので火薬や爆発は無し、CGは2017年レベル、相変わらず物理法則は無視するし人類は卒業する…ことなど取るに足らないダイナミックでスピード感のある派手なバトルとセットの重… 続きを読む
僅か2年前の前編/前作『伝説誕生』から驚異的なレベルアップ。古代インドなので火薬や爆発は無し、CGは2017年レベル、相変わらず物理法則は無視するし人類は卒業する…ことなど取るに足らないダイナミックでスピード感のある派手なバトルとセットの重厚さ、王族ならではの宮殿や装飾品も相まって絢爛豪華な重量級エンターテイメントに進化している。 更にこの「オリジナル・テルグ語版」ではインターナショナル版未収録の魅惑の楽曲『かわいいクリシュナ神よ』が追加されている。マヘンドラ・バーフバリ(シブドゥ)の母デーヴァセーナの麗しさが上限突破。強い上に美しいとか最強である。 ストーリーも登場人物の人間性が見えづらかった前編から一人ひとりのエピソードや性格、人間関係、25年も募らせ滾らせ拗らせ続けたお互いへの重すぎる感情、儀式の意味など王国の厚みある設定が盛りだくさん。つい感情移入して“推し”ができること請け合い。 父アマレンドラと母デーヴァセーナ、あのマヒンドラ(シブドゥ)の両親なので強いのは予想通りだが、めっちゃイチャつくし父も好きになる女性のタイプは息子と同じメンタルも武力も強い人なのね。 確かにとんでもない身体能力だけど、お気楽で子供っぽいマヒンドラが顔のよく似た息子ってだけで王で良いのかいマヒシュマティ王国の皆様…と前編で思ったが、父アマレンドラがあまりにも王の器過ぎるし死が理不尽過ぎるしそりゃ「バーフバリ万歳」するし“凱旋”を望まれるわ、こいつは希望の光だわ、と納得。 《推しの話》 ★ 立場上完全な内輪にはなれないまま25年以上王族に関わり続けた当事者であり見届け人であるカッタッパが2世代・前後編にわたる長い物語を一つに繋げる要として良い仕事をしていた。 ★やはり闘う・物言う女はかっこいい。母デーヴァセーナの嫁ぐ前も嫁ぎ先でも間違ってると思うことにズバズバ意見を言うところや、義母や義兄に怖気付いたり夫の顔を立てようと意見を撤回したりしないところが自我も自尊心も強くて惚れる。更に25年も心折れず復讐の炎を燃やし続ける作中最強のオリハルコンメンタル。推せる。嫁いでも侍らない妻と自分の地位より自分が選んだ妻を優先できる夫めっちゃラブラブで愛おしい。(ラストバトルでも矢の3本撃ちして欲しかった) ★ぶっ飛び(比喩ではない)ハネムーンのあの白鳥の船と雲海をイメージしたのかと思うとS・S・ラージャマウリ監督めっちゃロマンチストで可愛い。推すしかない。 ★血筋も能力もあるのに義弟が神レベルに優秀で人気過ぎるが故にずっと一番になれない義兄…。それでも諦められない王座、表面上は悪態をつかず取り繕えてしまう程度には強い自制心、求められる王族としての振る舞い、煽る周囲、押し寄せる劣等感、沸る嫉妬心、嫌がらせ紛いの横恋慕と醜い執着…からの憎悪感情の大爆発。強いのに、偉いのに、やっと王になったのに、開き直ることも割り切ることもできず外からは見えないズタズタに傷つき膿んだプライドがある王様、いやあ実に人間臭くて推せますバラーラデーヴァ陛下惨めに死んでくれて嬉しい。※最推しです