N NUMAYA
ハリウッドの禊ぎ映画 今、語られるべき人物
starstarstarstarstar - 6年前
主演女優賞も納得!
聴く者の心を揺さぶる圧巻のステージ。
魂の歌に涙が止まりませんでした。
なぜこんなにも歌姫には不幸が似合うのか。
マリア・カラスにしても、エディット・ピアフにしても、美空ひばりにしても。
何千人もの愛を一身に受けながら… 続きを読む
主演女優賞も納得!
聴く者の心を揺さぶる圧巻のステージ。
魂の歌に涙が止まりませんでした。
なぜこんなにも歌姫には不幸が似合うのか。
マリア・カラスにしても、エディット・ピアフにしても、美空ひばりにしても。
何千人もの愛を一身に受けながら、一つの愛が得られないなんて、まるで悪魔と取引したとしか思えない。
愛する喜び、失う悲しみ。
皮肉にも、彼女の人生そのものが魂の叫びとなって、更に彼女の歌を研ぎ澄ましていき、聴く者を熱狂させる。
昔から実在のアーティストの生涯を描く映画には秀作が多いですが、最近の『ボヘミアン・ラプソディ』『ロケットマン』も素晴らしかった。
それぞれ語られるテーマは違いますが、みんな愛を渇望し、孤独感に苛まれている。
彼らを苦しめるショウビズ界の落とし穴はあまりにも似ていて、もはや愛をくれる理解者が現れるとフラグにしか思えない程ですww
でも、その中で『ジュディ』と他の2作との違いは、子供の頃に悪魔に出会ってしまったところ。
国道の十字路ではなく、児童虐待がはびこる黄色のレンガ道で。
アカデミー賞前夜祭イベントに参加したのですが、有村昆さん、伊藤さとりさん、藤井ペイジさんから貴重なお話が聞けて感動しました。
ジュディ・ガーランドは、ハリウッドが見つけ、ハリウッドが育て、ハリウッドが殺した才能。
公式サイトにも書かれてあるように、ドラッグやハラスメントにまみれた古いハリウッドの犠牲者に他ならない。
『スタア誕生』の演技にオスカーを渡さなかったハリウッドが、彼女の魂を蘇らせたレネー・ゼルウィガーにオスカーを渡す事で天国のジュディの才能を認めて名誉を挽回し、自らも罪を認めて新しいハリウッドに生まれ変わる誓いを立てた。
LGBTパレードのレインボーフラッグもジュディに関連していたと知り、まさに今の時代に語られるべき人物、観るべき映画だと感じました。
そんな期待値MAXで鑑賞したにも関わらず、期待を超える感動でした!!
ジュディが乗り移ったかのようなレネーの演技には説得力があり、普通の幸せを求めつつも現実世界には居場所が無く、ステージ上でしか生きられない女優の性が圧巻でした。
何もかも無くし、身も心もボロボロになっても、体がステップを覚えているところが哀れでなりません。
スポットライトを浴びている時にだけ観客から注がれる愛。
そのひとときだけでもジュディは愛で満たされていたと思いたい。
s starling 2つの胸熱ポイント
starstarstarstarstar - 6年前
ジュディ・ガーランドという人について知識ゼロだったのでwikipediaで調べてから劇場に行きました。
知っておいた方が良いよって書いてくれた人がいたので本当に感謝です。
これは知らないときついなぁって思ったのが2点ありました。
1つめは5… 続きを読む
ジュディ・ガーランドという人について知識ゼロだったのでwikipediaで調べてから劇場に行きました。
知っておいた方が良いよって書いてくれた人がいたので本当に感謝です。
これは知らないときついなぁって思ったのが2点ありました。
1つめは5回結婚しているという経歴。
知らないと前半の人物相関がわかりにくい。
特に夫と子供の関係は要チェックです。
2つめは若い頃に人間不信になるような生い立ちがあったという事。
この部分については劇中でも描かれていますが出てくるのは終盤にさしかかってからなので予備知識として知っておきたい。
そうしないと、理由もわからずその日の気分で遅刻したり暴れたりするようなコントロール不能な人を観させられるのは正直しんどいです。
ストーリーはとても淡々としてます。
イギリス公演を行うジュディの密着ドキュメントのような作りのため、彼女の一喜一憂に観ているこっちはドキドキしたり、イライラしたり、ほっこりしたり、ワクワクしたりする感じの作品です。
ただ要所要所で胸熱なシーンがあって、多分皆さんも書かれていますがクライマックスのオーバーザーレインボーはほんと泣けます。
多分何回観てもジワジワくるだろうな。
あと公演後にゲイカップルのファンの家に行くところ。
本当にこんな事あったのかはわからないですが、穏やかに会話をするジュディの目がすごく優しくて良いシーンだった。
フレディもエルトンもそうだったけど素晴らしいアーティストはみんな孤独を感じ、愛に飢え、人間不信になってしまうのがとても寂しく感じますがこの作品をきっかけにジュディの歌をちゃんと聴いてみたいと思いました。
K KZK boltネタバレ
ジュディの事を事前に知る必要が
starstarstarstarstar - 6年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
一ツ橋ホールにて試写会鑑賞。
映画作品としてレビューをするのであれば、事前にジュディ・ガーランドという人物を知った上で鑑賞する必要があるように感じた。
恥ずかしながらアラサーの自分にとっては彼女の事を殆ど知らずして拝見した為、この作品では既に壊れてしまった彼女が終始描かれているため中々彼女の行動、言動に理解はできても共感が生まれない。
所々で子役時代の苦い思い出が回想シーンとして描かれる為、ある程度想像で彼女の苦しみを理解はできるが、それでもやはり本当の苦しみというのは理解はできていないと思う。
そのためどうしてもこの作品では壊れた彼女の行動言動に共感が追いつくことはできなかった。
例えばロンドン公演でのMG、ピアニスト、ミッキーや元夫。今作で登場するジュディの周囲の人物は皆悪い人に描かれてるようには思えなかった。(あくまで作品内ではだが)
しかしジュディは既に人間不信になっているのであろう。全てを否定的に捉え彼らの存在を否定してしまう。
この辺りが終始描かれているためやはり彼女の壊れる前の事を知らないと中々彼女の気持ちを十分に理解する事はできなかった。
それでも今作内でもジュディの幸せな姿を見る事ができた。
子供達と過ごしている時はもちろんのこと、同性愛カップルのファンの自宅に行った時、最後の虹の彼方をお客さんが歌った時。彼女にとって日常的な自然な愛を与えられた時とても幸せそうな顔をしていた。
芸能界という派手な世界には僕ら一般人には理解できないほど素晴らしい生活や経験が待っているのは確かだ。
ただそれが本当の幸せなのかは人によって違うのであろう。芸能界に限らず一度スポットライトを浴びてしまうとそこから中々抜け出す事ができないことはある。
抜け出す事を時に周りは逃げたと捉え否定されるかもしれない。
ただ彼女を見てると時には逃げることも大切なんだと思った。
たった一度の人生。周囲の評価や目ももちろん大切だが時には今の環境から逃げて自分を客観的に見ることも大切なのであろう。
しかし彼女の場合、歌う事を、自分の歌でお客さんを笑顔にする事が幸せだったから中々環境を変えられなかったのであろう。
ジュディ・ガーランドという人生のほんの一部を体験できてとても良かった。
t tsuntsun 素のレニーゼルヴィガー?
starstarstarstarstar - 6年前
アカデミー授賞式のときも思ったけど、なんかジュディそのまんまって感じ。
そのくらい入れ込んでいたのか、それとも本当に近いのかな、この2人。
実際に歌ってるようだが、ライブのシーンはなぜか口パクに見えたのが惜しい。
ゲイカップルの家のシーンが好きだった。
蛇 蛇鶴八歩 ジュディ・ガーランドの日記
starstarstarstarstar - 6年前
ブリジットジョーンズと同一人物とは到底思えない。別の人。どこに行ったのブリジットジョーンズ。そこにいるのはただのしゃがれ声のスナックのママ。これが演技ならば物凄い。しかし最近のレネーセルヴィガーその人?ブリジットジョーンズやザエージェントの… 続きを読む
ブリジットジョーンズと同一人物とは到底思えない。別の人。どこに行ったのブリジットジョーンズ。そこにいるのはただのしゃがれ声のスナックのママ。これが演技ならば物凄い。しかし最近のレネーセルヴィガーその人?ブリジットジョーンズやザエージェントの時と比べるとこんな変わるのね印象。
不幸な人生は理解できる。それなりに同情の余地はある。が、あまりのれなかった。
というのも、まず大きな点。最後にジャストワンソングと泣きの一回をお願いしたにも関わらず、一曲の後当然のように2曲目を歌い出す。歌は心に響くものであったが、謙虚さのない無神経なところがどうしても納得できなかった。あと、すぐ結婚する無節操さ。その時に彼女の心の中には子供の存在はない。本当に子供をたいせつに思ってる?ある特殊な劣悪な環境の中で育った故、世間一般と人間性のピントがずれている。しかし、その歪んだ人間性と同情の余地を戦わせるとどうも歪んだ人間性の方が勝ってしまうくらいの歪んだ人間性。
ドラッグのせいと言われてしまえばそれまでだけど。
しかし、歌うシーンの魂が入ったアクション。もうこれはある意味アクションと言ってもいいかもしれない。このシーンだけでも一見価値あり。