良い方向に裏切られた
ストーリー構成◎ 冒頭のシーンで引き込まれました。
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『永遠の0』の山崎貴が『帝一の國』『火花』の菅田将暉を主演に迎えて第二次世界大戦を描く。日本と欧米の対立が激化の一途を辿っていた第二次世界大戦前の昭和8年。日本帝国海軍の上層部は超大型戦艦「大和」の建造計画に大きな期待を寄せていた。そこに待ったをかけたのは、海軍少将・山本五十六。山本はこれからの戦いに必要なのは航空母艦だと進言するが、世界に誇れる壮大さこそ必要だと考える上層部は、戦艦「大和」の建造を支持。危機を感じた山本は、天才数学者・櫂直(菅田将暉)を海軍に招き入れる。櫂の数学的能力で、「戦艦大和」建設にかかる莫大な費用を試算し、その裏に隠された不正を暴くことで計画を打ち崩そうと考えた......。
ストーリー構成◎ 冒頭のシーンで引き込まれました。
日本人なら、大和が建造されて沈没して日本が敗戦することは誰でも知っています。 大和が建造されるべきだったのか、 日本が戦争するべきだったのか、 それによってどれくらいの犠牲者が、、、 など、散々語られてきたことで、正解は分かりません。 映画として、 まず、オープニングの迫力が凄い。 ちょっと遅れて入ってきた人のせいで集中出来ませんでしたが、そんな中でも目が離せない。 誰でも知っているエンディングに向かっていきますが、とても面白いストーリー。 でも、、、建造されるんでしょ?と思いつつ 見ていると、大どんでん返しありのとても魅力的な話でした。 漫画は読んでいませんが、まさに日本人しか作れない映画かと。 大和は建造されるべきだったのか、、ということは分かりませんが、少なくても、大和があったことによって、様々なドラマや映画やアニメと漫画があって、今でも日本人の心を熱くさせるという意味では、大和は必要だったと思えました。
公開日に観に行けず 既に初日舞台挨拶で映画を観た友人からの感想がみんな口を揃えて「本当に面白かった 山崎貴監督作品の中で間違いなく過去一の作品だ」と聞かされており その時点では 「そこまで??」と半信半疑でした。映画を観た感想を一言でいうのであれば タイトルにも書いた通り「日本人なら観るべき映画」でした。冒頭は太平洋戦争のシーン。大和に乗った海軍らがアメリカと闘うシーン。VFXを使ったど迫力な戦闘シーンは 血に汗を握る程 残酷で その時代を生きていた人がみたら 一気にその時代のその光景が走馬灯のように駆け巡るんじゃないかなと思った。それ程忠実に再現されていた。 私が特にグッときたシーンは 大和が沈没した後 海中の中から大和が崩壊していく様を移した場面でした。メディアで山崎監督が その数秒のシーンにVFXを駆使する事に技術部と揉めに揉めて 押し切った拘りのカットで 実際に映画をみて このシーンは肝になっていて たった数秒でも拘りを見せる監督に関心しました。 そして主演の菅田将暉さんの演技が素晴らしいです。数学で戦争を止めようとした1人の数学者を見事演じ切っていました。この映画はVFXも勿論見所の一つですが、山崎監督も言っていた 最後の大会議室の板書のシーンが一番の見所だと思いました。平山班の戦艦建造の見積りの不正を暴く為にスカウトされた菅田さん演じる櫂直が2週間という 本来なら絶対に不可能な期間で 数学を用いて戦艦建造を止める(日本の平和を守る)話しなのですが、その最終決定会議での板書に数式を書いてその場の全員に説明するという かなり難易度の高い芝居を菅田将暉さんは完璧にやってのけていました。その数式は全て正しく 菅田さんはただ暗記したのではなく 全部理解した上で尚且つ説明しなければいけないという芝居をして 人生で初めて 頭のキャパシティーの限界を感じたそうです。板書のシーンが終わると自然とその場にいた 大御所俳優の皆様から拍手が起きたそうです。 この芝居は菅田将暉さんにしか成せないなと。そこには本物の天才数学者の姿がありました。 個人的にもう一つ観るべきポイントとして 最後の舘ひろしさんが大勢の海軍の真ん中を歩き 一人一人に敬礼をしていくシーン。その時の櫂直の表情に いろんな意味が込められており 胸がグッときました。菅田将暉さんのこの芝居をみて この映画を観て本当に良かったと。そう思いました。太平洋戦争という一見難しく硬い映画と思われがちですが 観やすくて ちゃんと笑いの要素もあって 歴史も勉強できる。そして何より数学で日本を救おうとした男… 数学は嫌いな人が多い科目で 絶対に大人になったら役に立たないのに何故勉強しなきゃいけないのだろうと。数学が苦手な人ならば一度は思った事があるでしょう。そんな数学が日本を救うんです。夢がある話ですよね。つらつらと書いてしまいましたが 本当に観て損はありません。映画観に行こうでも何観ようかな? って迷ったら「アルキメデスの大戦」をみましょう。自身を持ってお勧めできる映画です。
いい意味で裏切られた。 戦闘機になすすべなく轟沈する大和の戦闘シーンから始まる本作。 戦艦大和が戦争開始の象徴になることに危機感を覚え山本五十六に協力する事を決意する楷。 大和建造を防ぐべく2週間と言うありえないほど短い期間の中、天才故の変態的な行動を見せつつ積み上げていく。 物語の組み立て、テンポどれをとっても非の打ち所のない素晴らしいできで、最終決定会議に向けての急展開の頃には自分も一緒にその場に居るような錯覚すら覚えた。 会議のシーンは圧巻。 そして何よりその後に知る戦艦大和の本当の存在意義。 轟沈する大和が意味する終わりに複雑な気持ちが湧き上がった。 また、見に行きます。今年で1番好きな映画になりました。
歴史を知っている以上、大和は建造されたのに、戦争は始まってしまうのに、櫂直は結局机上の戦争に負けてしまうのか、そうなんだなと思っていた。しかし結末はそう単純なものではなかった。 VFXの戦艦大和は大迫力でさすが山崎貴監督、という感じだったが、この映画の見どころはそれだけではない。 菅田将暉演じる戦争嫌いな数学の堅物、櫂直が軍人やその周りの人たちとの関わりの中で心が変わっていき、自分にしか出来ない過酷な試練に立ち向かうその心情の変化、真の軍人の田中少尉(柄本佑)と軍人嫌いの櫂直の凸凹コンビが試練を超えていく度に徐々にバディとなっていく姿、そして、なんといっても会議室で黒板いっぱいに数式を描く櫂直のシーンはVFXと引けを取らない大迫力。諸先輩俳優から拍手が湧き上がったそうな。 ラストがまた見どころ。造船推進派の平山(田中泯)の造船に対する思いを知ったとき、櫂直はどう思ったのか、最後の櫂直の涙が全てを物語っていると感じた。