月川翔は、今、本当にこれが撮りたかったのか?
月川翔は、今、本当にこれを撮りたかったのか? 「HIBIKI-響-」のスクリーニングで「初めて自分の映画が撮れた」と言っていた月川監督の「キミスイ」「HIBIKI」に続く作品が本作「君は月夜に光り輝く」だ。 余命ものである。月川翔監督作… 続きを読む
月川翔は、今、本当にこれを撮りたかったのか? 「HIBIKI-響-」のスクリーニングで「初めて自分の映画が撮れた」と言っていた月川監督の「キミスイ」「HIBIKI」に続く作品が本作「君は月夜に光り輝く」だ。 余命ものである。月川翔監督作品である。北村匠海主演である。違うのは女の子が永野芽郁に変わったことだけ。誰でも「キミスイ」と重ねる。 また最近は「余命もの」が反乱していて、「キミスイ」にしてもいろいろ仕掛けがあったけれども(「愛唄」みたいに余命トリックと呼べるようなシロモノまで出てきているが)、本作はなんの仕掛けもなく、本当にストレートに悲恋を描いている。 今、大人気の永野芽郁は確かにかわいい。彼女目当てに見にいくのもいいだろう。今テレビで話題の「3年A組」で元気いっぱいの役をやってるから、死にそうな感じはしないけど。そうそう、今田美桜もメイド喫茶のバイト役で出てたし、「3年A組」率高し。 エンドロールでかかるセカオワの主題歌もいい感じだ。 ただ、どーなんだろう? 「キミスイ」とは関係なく、この作品に浸れて泣けた人はどれだけいるだろう? 北村匠海の「また、こんな同じようなのやるんですか?」って声が聞こえてきそうだった。 月川翔は黒沢清の門下生。きっと、もっと撮りたいものがあるはずだ。今はヒット請負人的に仕事が入ってくるんだろうが、本当に撮りたいものを撮らせてあげたい。もっとチャレンジングな何かを。