さらば、スターウォーズ!
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
ついに『スター・ウォーズ』が(一応の)完結を迎えました。昨夜の前日上映のチケット争奪戦には敗れ、今日、一般公開初日初回上映で見てきました。 あまりネタバレには触れずにレヴューしたいと思いますが、全く先入観を持たずに見るのがベストだと思うので、「ネタバレ」扱いにしておきます。 EP7以降、いかにもスターツアーズで使ってっていう3D映像が鼻につく。まあ、そう思ったところは必ずスターツアーズに使われているので、きっと次にランドに行った時にまた見れるだろう。 おもしろかったですよ。おもしろかったけど、いつもの期待の上の上を行く感動まではいかなかった。いろんな謎の行方も想定内でした。 なんか本筋とは関係ないところがいろいろ気になるんだ。 パルパティーンが生きていた? ハァ? それも「なんで?」なんだけど、それ以外のことが気になる。だってファースト・オーダー以外のシスの大軍団が急に現れる! これすごい勢力だし、この軍事力を有する「国」は、「星」はどこ? いくら辺境領域だからといって、それだけの軍事力を支える経済力や政治力がどこに存在するのか全く描かれないし、それを誰も知らなかったって不自然でしょう? EP4〜6の頃は、ルークたち反乱軍の後ろ盾にはオーガナ議員などがいて、闘いのあと、世界を統治する政治家や体制があった。 EP1〜3の頃は、ジェダイ評議会そのものが力を持っていたし、パルパティーン自身が元老院議長の皮を被っていたし、勝敗の後、統治する形見えていた。 それに対してEP7〜9では、反乱軍も、ファーストオーダーも、ただの軍事勢力で、星々の統治の形との関連が見えてこない。反乱軍が勝ったとしても、その先誰が宇宙を平和に導くのか? そこが描けていないし、見えてこない。 戦闘で言えば、EP4〜6では、大部隊ではない反乱軍の活躍が嘘くさく見えないように、常に舞台を戦局を握るゲリラ戦に限定していた。だから主人公たち数人がわりと行き当たりばったりで戦っても「やった〜!」で終われたんだけど、 EP7だけは4の丸パクリだから良しとしても、8だと、敵が大砲構えてこっちに向けているのに正面から突っ込んだり、9ではスターデストロイヤー何十機の大艦隊に、X-ウィング他戦闘機数機だけで無策で突っ込んだり、いくらなんでも戦略ってものがなさ過ぎる。 こういうリアリティもしっかりしててくれることが、スペースオペラなんでジャンルを裏から支えてくれてると思うんだが、そういう意味では大雑把で残念。 ただ、もちろんファンがうれしいシーンもたくさんありましたよ。 EP7ではハン・ソロとの、EP8ではルークとの再会に胸が熱くなったが、EP9ではランドー・カルリシアンが再登場! 本作での”I have a bad feeling about this.”はランドーの口から出る。 最大の謎であったレイの出生の秘密も語られるが、これは想定内。ただ、これだとルークのライトセイバーにレイが引き寄せられた意味がよくわからない。ただルークの父アナキンの父親も誰かわかっていない(ミディ・クロリアンの異常に高い誰か?)ので、もしかしたらみーんな家族だった?(^^) ファーストオーダーの中にいた反乱軍のスパイ、やっぱり彼だったか! でも、あの最後はかわいそうだ〜。ダメでももっと意味のある死に方させてあげたかったな〜。なんかやっぱりこのシリーズ(EP7〜9)、ムダに殺し過ぎる。 「LOST」のキャストが反乱軍の戦士役で出てたのもうれしいな〜。この辺はJ.J.がらみかな〜。 レイが再び立ち上がるシーンで、リーアム・ニーソンや、ヘイデン・クリステンセンなど、過去のジェダイたちの声が聞こえる演出が粋! 死んだハン・ソロの再登場にはやっぱり痺れたな〜。私も今年父を亡くしたんで、ハンとベン、親子の邂逅のシーンには胸が熱くなった。名言 ”I know.” も飛び出すしね! (このシーン見て感じたんだけど、『スターウォーズ』にとってハリソン・フォードの存在は大きかったな〜と。ハリソン・フォードには、出てくるだけで画面の空気感を全て持っていくだけの微笑みがある。残念ながらEP7〜9の新キャラにはこれだけのムードを作れる役者はいなかった。ポー・ダメロンにもう少し色気のある役者を当てられてたら違ってたかなぁ?) ラストシーンをタトゥイーンにしたJ.J.のセンスがうれしい!(でも、だったら3-POだけでも連れてけよ) そして、ここで “RISE OF SKYWALKER” というタイトルが意味を成す。 おもしろかったよ。でもEP9だけは、もっとおもしろくできた気がする。『GOT』ほど文句はないけど、なにせ1977年、リアルタイムで第1作(EP4)を見てから42年間の総決算だからね。 ディズニーはこの後、EP10〜12まで作る構想らしいけど、頼むから性急に作らないでほしい。ちゃんと作る必然のある構想と脚本が出来てからにしてほしい。『ハンソロ』みたいな薄い『スターウォーズ』はもう見たくないからね。 ありがとう『スター・ウォーズ』。少年の頃からずーっと見てきたスター・ウォーズ。きっとまた会えるのだろう。また会う日まで!