国内最大級映画チケット予約サービス アプリで開く

永遠の門 ゴッホの見た未来

4.2 111分 2019/11/07 公開
人間ドラマ英=仏=米
チケット予約

あらすじ

幼い頃から精神を病み、周囲とまともな人間関係が築けず、常に孤独な人生を送ってきたゴッホ。1888年、南仏アルルに移り住んだ彼は、唯一才能を認め合ったゴーギャンとの共同生活をスタートさせる。しかし、ゴッホが衝撃的な事件を引き起こしてしまい……

場面写真

キャスト・スタッフ

監督
ジュリアン・シュナーベル
キャスト
ウィレム・デフォー/ルパート・フレンド/オスカー・アイザック/マッツ・ミケルセン/マチュー・アマルリック/エマニュエル・セニエ/アンヌ・コンシニ/ウラジミール・コンシニ/ロリータ・シャマ/ディディエ・ジャール
配給
ギャガ=松竹
公式サイト
https://gaga.ne.jp/gogh/

クチコミ

disneylove

ゴッホの色彩

- 4年前

ゴッホがあの有名な肖像画そっくりで、映画の中の色彩もゴッホの絵画を再現。

Marco Me Mi-So

ウィレム・デフォーのキャリアベストアクト

- 6年前
死後にその評価が高まった不遇の天才画家フィンセント・ファン・ゴッホの壮絶な後半生を描く。 また、本作では彼の死についても一つの解釈を示している。 芸術家協会の設立など窮屈なパリでの生活に難儀していたゴッホは、後の友人となるゴーギャンの助言… 続きを読む

死後にその評価が高まった不遇の天才画家フィンセント・ファン・ゴッホの壮絶な後半生を描く。 また、本作では彼の死についても一つの解釈を示している。 芸術家協会の設立など窮屈なパリでの生活に難儀していたゴッホは、後の友人となるゴーギャンの助言を受け、南仏アルルに移り住む。最愛の弟テオからの仕送りでなんとか生活したいたが、アルコール依存に加え、孤独な生活から徐々に精神的な異常をきたし、アルルの住民からも忌み嫌われるようになった。遅れて移住したゴーギャンからも、あることがきっかけで見放されることになってしまった。 (ここまでに描かれる序盤は正直退屈。) 監督は、『潜水服は蝶の夢を見る』の元画家ジュリアン・シュナーベル。主演は、名バイプレイヤー俳優ウィレム・デフォー。共演に、『エクスマキナ』のオスカー・アイザック、『偽りなき者』のマッツ・ミケルセン、『スターリンの葬送狂騒曲』のルパート・フレンドなど。 ストーリーは確かに進んでいるのだが、一定の地点から動いていないような、感覚的で哲学的、宗教的とも言える作風に終始考えさせられる。 2016年にアルルで発見された帳簿のデッサンから着想を得たのだろうか、ゴッホが置かれた状況を思うに、実際に存在する帳簿など以外の言動や見たものは全てが曖昧に描かれていた。 ブレブレどころか酔うほどの手持ちカメラによる撮影が、ゴッホの精神的な脆さや不安定な状況を語り出す。画家でもある撮影監督のブノワ・ドゥローム、まさに芸術的。 主演のウィレム・デフォーは今作でのゴッホの生き写しのような演技が高く評価され、米アカデミー主演男優賞にノミネート、ヴェネチア国際映画祭では男優賞を獲得した。 37歳で亡くなったゴッホを63歳のウィレム・デフォーが演じたのは非常に興味深い。

しゅな

フィンセント・ヴァン・ゴッホという人生

- 6年前
ゴッホを題材とした映画やドキュメンタリー作品は多い。 最近では全編絵画で描かれた『ゴッホ最後の手紙』は 画期的で、面白かった。   謎の多いフィンセントの死については 長年、自分で腹部を撃った銃創が元で亡くなったと 信じていたので、今回描か… 続きを読む

ゴッホを題材とした映画やドキュメンタリー作品は多い。 最近では全編絵画で描かれた『ゴッホ最後の手紙』は 画期的で、面白かった。   謎の多いフィンセントの死については 長年、自分で腹部を撃った銃創が元で亡くなったと 信じていたので、今回描かれた彼の最期は意外だった。 けれど、謎に包まれていた死因については今作が事実なのだろう。 ずっと不遇だったフィンセント。 生前はただの1枚しか絵が売れなかったのは有名な話しだが 最後まで彼を支え、愛してくれた弟がいてくれた事。 終の住処となったオーヴェルでは友人にも恵まれて きっと幸せだったと信じたい。 自分とは正反対で明るく自信に満ちたゴーギャンに 憧れと友情を抱きながらも、フィンセントの強すぎる感情やひたむきさはゴーギャンには疎ましかったのかもしれない。 自分の感情や情熱に素直に向き合う事しか生きる術を知らなかったフィンセント。 彼自身が作品の中で 「自分の絵は今の時代には合っていない。 未来の人々の為に神は僕を画家にした」と精神病院で 退院の為の面接で牧師に語る。 今ごろは天国で「ほらね」と笑っているかも知れない。 アルルの風景はまさにフィンセントが描きたかった 太陽と風で満たされた地。 フィンセントが歩く麦畑ではそよぐ風が穂を揺らし 見上げると陽が顔を照らし、イトスギの間を風が吹き抜ける。 生き急ぐように驚異的なスピードで描いた。 画面に溢れる風が心地良い。 ゴッホの絵には常に風が吹いているかのよう。 オーヴェルの自然の中で友人の医師と笑い合うフィンセント。 初めて心から笑えたのに… 生きている間に評価される事のなかった過酷な人生だからこそ 短く、はかない人生だったのか。 ウィレム・デフォーのゴッホ。 37歳を演じるには歳を取り過ぎたと思ったけど 自画像のゴッホそのもので驚愕です。 63歳のデフォーがまるでゴッホに乗り移ったかのように 描き、演じる。 死の真相を そうしてくれて良かった。 爽やかに劇場を後にした。

ウップルイ

永遠の門 ゴッホの見た夢

- 6年前

ゴッホの世界を感じることができた。途中で寝ちゃいました。悔しい。

ichico

ゴッホの世界

- 6年前

映像から伝わるゴッホの視界がガツンと伝わり、ウィレム・デフォーの演技が素晴らしい

チキンリトル

感覚的な映画

- 6年前

緑の木々、風のそよぎ、太陽の光、黄金色の麦。それらを肌で感じられる作品。映画を観たあと、ゴッホ展に足を運んだが、初期の暗い色から、亡くなる間際の明るい色への変化が見られ、光を求めて描き続けた人なのだと思った。

蛇鶴八歩

美しい景色を探すな。景色の中に美しいものを探すのだ。

- 6年前

レイトショーを見た。劇場に入ると何故か予告編で音が出ていない。音響の故障か操作のミスか。年配の男性が係員の人に言いに行った。帰ってきた後「言ってきましたよ」と年配の夫婦に優しく声をかけた。優しい余韻。今思えば映画の余韻だけが未来にタイムスリップしてきたようだ。 さてこの映画の内容といえば、音が無くても十分見ることができた映画だった。

mokomoko37

圧倒される哀愁感

- 6年前

@TOHOシネマズ市川コルトンプラザ。 偉大で病的すぎるが故に理解されないゴッホを演じるデフォーが醸し出す哀愁に圧倒される・・・周り固めるキャスティングもかなり良。

rainbow bell ネタバレ

生きるために描いた

- 6年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

ゴッホの死因や精神の病(近年では脳の発達障害でもあったとの説もある)については21世紀の現代でも諸説研究・議論がなされているため、本作品はゴッホや周辺の関係者の書簡等による一つの見方であると捉えたほうが良いと思う。私自身今までゴッホは自ら命を絶ったと思って疑わなかったがこの様な説があるとは驚いた。 彼の生き様と残された作品達は死後150年が経ってもなお私達に人生とはなにか、生きる目的、時代の変化の中で絵画の普遍性の持つ意味を訴えているかのようだ。 フランスの大地や並木、大空って独特の色彩だと思う。それは他の国には無いものだ。 ゴッホの作品が好きでなくても、彼の作品と彼の周囲の人間関係、この時代の絵画史を多少は予習してから観た方が良いと思う。加えて神父の子として産まれクリスチャンとして信仰深かった事も彼の人生に多大な影響を及ぼしたと言われている。 最後にウィレム・デフォー、この頃ますます脂が乗って円熟味が増してきた、目が離せない俳優さんです。

ブッシュマン

劇場に心地よい時間が流れる

- 6年前
『永遠の門 ゴッホの見た未来』を劇場で観る。客は20人。 晩年のゴッホをウィリアム・デフォーが演じる… 一級品の俳優と映像と音楽が溶け合い混じり合い、劇場に心地良い時間が流れる。ゴッホのキチガイオーバードライブが頻繁に炸裂するが穏やかな狂気… 続きを読む

『永遠の門 ゴッホの見た未来』を劇場で観る。客は20人。 晩年のゴッホをウィリアム・デフォーが演じる… 一級品の俳優と映像と音楽が溶け合い混じり合い、劇場に心地良い時間が流れる。ゴッホのキチガイオーバードライブが頻繁に炸裂するが穏やかな狂気は映画を彩る一部となり飽きない。 途中退席が4〜5人いたので、ひょっとすると、ゴッホガチ勢には許し難い何かがあるのかも知れません。ゴッホについては少年期に日テレの『知ってるつもり』で見て知った知識しかない私には知るよしもありませんが。 素晴らしい。

ずりずり

良かった。

- 6年前

フィンセント、ゴーギャン、テオ、ゴッホの世界観に、感情移入出来ました。フィンセントの狂人感、繊細感が、とても良く出ていたと思います。オーヴェル時代をもう少し描いて欲しかった。満足です。

おどろきの白鳥

酔った

- 6年前
ウィレム・デフォーが、自画像や、ゴーギャンの残した人物画にあるゴッホとイメージそっくりすぎ。 熱演しすぎて、本当に狂ったんじゃないかと思わせてくれました。 丁寧な作りで芸術性に富んだ素晴らしい映画ではあるものの、人の意識を引きつける演… 続きを読む

ウィレム・デフォーが、自画像や、ゴーギャンの残した人物画にあるゴッホとイメージそっくりすぎ。 熱演しすぎて、本当に狂ったんじゃないかと思わせてくれました。 丁寧な作りで芸術性に富んだ素晴らしい映画ではあるものの、人の意識を引きつける演出すら抑えてしまっていて。 時々「ゴッホ自身の目でどう見えているか」のカメラワークが入るのですが、ソフトフォーカスや下半分すりガラス状エフェクトが入り、さらに手ブレ。 こんなん、酔うわ。 そして、自問自答の多さ…しかも普段は無口で、突然ぶつぶつ意味不明なことを独り言で呟くので、会話が成立するゴーギャンが登場するまで眠くて眠くて。 少し寝落ちたりもしましたわ。

KZK ネタバレ

ゴッホに対しての知識は必要

- 6年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

率直な感想、まずゴッホの事に対してある程度知識がないと難しい。 また映画だけではなくある程度絵画への理解もないとこの作品を本質的に楽しめない気もした。 デフォーの一つ一つの演技などには魅了されたが、デフォーの目に写る視線からのカメラアングルなどは少し酔う。 序盤は台詞が少なく目で、背景や表情などからストーリーを展開させていくため創造力が求められる。 ここで取り残されてしまうと、その後退屈に感じてしまった。 決して作品が悪いわけではなく、自分の知識不足、力不足で楽しむ事ができなかった。 その点からある程度ゴッホの知識や絵画への関心を持った上でこの作品は観賞するべきなのかと感じた。

赤いハレー彗星。

ゴッホを全然知りませんでした。

- 6年前
10/30(水) 試写会:永遠の門 ゴッホの見た未来 会場:よみうりホール ゴッホという芸術家に見合った素晴らしい映像表現の芸術的な作品でした♪ ゴッホの苦悩がとても心苦しく、主演のウィレム・デフォーの演技がすごい&素晴らしかったです!… 続きを読む

10/30(水) 試写会:永遠の門 ゴッホの見た未来 会場:よみうりホール ゴッホという芸術家に見合った素晴らしい映像表現の芸術的な作品でした♪ ゴッホの苦悩がとても心苦しく、主演のウィレム・デフォーの演技がすごい&素晴らしかったです! 作りとしてはドキュメンタリー感を強く感じました。 あまり抑揚が無くたんたんと進んで行く感じです。 強烈に伝わってくるものはあるのですが、ドキュメンタリー的なものが好きか、ドラマチックなものが好きかで評価が大きく分かれるかと思います。

きゃも

知らなかったことだらけ✨

- 6年前
大きなスクリーンいっぱいに拡がるあのポスターの光景は心に響く映像体験でした✨ まさかあんなカタチで最期の個展が開かれたことも初めて知りましたが、 病んだ晩年 マッツ神父に静かに語る描き続ける意味、彼が悟った境地は無垢な天使のよう👼 丁… 続きを読む

大きなスクリーンいっぱいに拡がるあのポスターの光景は心に響く映像体験でした✨ まさかあんなカタチで最期の個展が開かれたことも初めて知りましたが、 病んだ晩年 マッツ神父に静かに語る描き続ける意味、彼が悟った境地は無垢な天使のよう👼 丁寧に演じたデフォー素晴らしぃです☺  彼の碧い瞳に映る野山が切ないほど美しく、 クセのある偏った人物のイメージを覆す、ピュアで繊細な寂しがり屋さん、 まるで子供のように弟テオに甘え、 あの異常と思える行為でさえゴーギャンを繋ぎとめるための手段だったことにも驚きです。  

Lussy

芸術的に見れる

- 6年前

興味ないとストーリーはつまらないかもしれない。でも、映像美やゴッホのこだわりがよく伝わる。弟の愛が染みる。

abx155 ネタバレ

芸術についての哲学を語っている

- 6年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

南フランスのアルル移住以降のゴッホの晩年を描いた作品。 この映画は、ゴッホが人生を通して何を見つめたか、何を描こうとしたかということを描きながら、芸術についての哲学を語っていてテーマが深い。 ゴッホ視点の映像になると、画面が傾いたり半分ぼやけていたりと、不安定な心情を表現していて面白い。 そして、狂気と才能を併せ持つゴッホを演じるウィレム・デフォーの演技が凄すぎた。 「自分の見たものを他人と共有したい」ゴッホは何度も言う。こうした根源的な欲求を持って創作にあたっていたことが興味深いし、これまで知っていたゴッホという人物の違う側面を知れた。

くみ

ゴッホの黄色の世界が素敵

- 6年前

貧しいゴッホの生い立ちも良く理解できる映画。 ゴッホの黄色の世界が素敵‼️ 再度、映画をゆっくりと見たくなる。

Tomoboop

演技、映像、脚本、どれも素晴らしい

- 6年前

ゴッホの自画像まんまのウィレムデフォーに驚き! 芸術家らしい何かに取り憑かれたようなオーラとその演技に鳥肌が立ちました。真摯に芸術に向き合う姿が良く描かれていて感動的。 他、ゴッホが見たであろう美しい風景とピアノ曲が印象的な、野外スケッチのシーンがとても良かったです。

KUBO

ゴッホの生命力と危うい精神を映し出した芸術作品

- 6年前
カメラが足元まで降りて靴のアップ。走るゴッホを追いながら、揺れる、揺れる、揺れる! 目線が低く、常に胸のあたりの高さから見上げる絵。さらに会話シーンは、お互いの顔を真正面からとらえ、観客は主観視点で見ることになる。 カメラ酔いに弱い人は気… 続きを読む

カメラが足元まで降りて靴のアップ。走るゴッホを追いながら、揺れる、揺れる、揺れる! 目線が低く、常に胸のあたりの高さから見上げる絵。さらに会話シーンは、お互いの顔を真正面からとらえ、観客は主観視点で見ることになる。 カメラ酔いに弱い人は気持ち悪くなる危険性もあるが、ゴッホの心の躍動感が伝わってくる、なんとも印象的な芸術的カメラワークだ。 ゴッホの映画と言えば『炎の人ゴッホ』が有名だが、カーク・ダグラスのゴッホもよかったけど、ビジュアル的にはウィレム・デフォーが圧倒的にそっくり! 終盤黄色い壁をバックに話す姿は、まんま絵画から抜け出してきたよう。 他にもゴッホの作品に描かれている『郵便配達人』『医師ガシェ』など、そっくりな俳優が演じており、絵から抜け出てきたようで楽しい。  さらにゴッホが心動かされるアルルの麦畑など、ゴッホの作品そのままの風景が広がり、その中で自然の美しさに心震えるゴッホの生の躍動が芸術的カメラワークでとらえられている。 説明的な台詞はあえて少なく、ゴッホの生命力や狂気を感性で見せる演出。すでにヴェネチア国際映画祭で最優秀男優賞を受賞しているウィレム・デフォーの演技は、普段脇役が多い彼のキャリアの中でも特筆すべきものだろう。 逆にゴッホの人生には本来重要な役割を果たす弟テオの出番は少なく、教科書的な伝記映画ではないだけに、ある程度ゴッホについての知識がない人には、本作だけだとわかりにくい。 映画そのものが、ゴッホのたくましい生命力と、危ない精神面の両方を内包しているような芸術作品。アートファン必見の作品だ。

スクラータ@エンドゲーム見るまで低浮上

ゴッホの感覚を通じて、なぜあの時代にゴッホは生きたのかを知る

- 6年前
『潜水服は蝶の夢をみる』で有名なジュリアン・シュナーベル監督の7年ぶりの新作 監督と主演を務めたウィレム・デフォーが来日し、ジャパンプレミアが開催されると知って、 ゴッホ作品を追い求めてオランダや英国やドイツを行脚した私が観ないわけにはいか… 続きを読む

『潜水服は蝶の夢をみる』で有名なジュリアン・シュナーベル監督の7年ぶりの新作 監督と主演を務めたウィレム・デフォーが来日し、ジャパンプレミアが開催されると知って、 ゴッホ作品を追い求めてオランダや英国やドイツを行脚した私が観ないわけにはいかないと、 謎の使命感を元に参加してきました。 私の記憶が正しければゴッホは「門」を題材にした絵はどの時期も描いていないはずなので、 『永遠の門』とはいったい何を意味するのか、とても気になっていました。 (邦題だけではなく、原題も永遠の門となっています。) 舞台挨拶で監督が「これはゴッホを観る映画ではなく、ゴッホが見たものを彼の視点を通じて観る映画です」と 説明したように、映画の大半がゴッホの視覚や聴覚を意識したカメラワークで撮影され、独特な雰囲気を醸し出していました。 映画はゴッホがフランス・アルルに移る直前から晩年までを描いています。ゴッホの絵に大きな影響を与えたアルルの風景のみならず、 ゴッホがアルルで感じたであろう風や葉擦れの音が豊かに表現され、ゴッホの感覚を通じて、 私はあたかもゴッホのいた時代へとタイムスリップし、彼と一緒にアルルで過ごしているような感覚におちいりました。 「ゴッホは決して不遇の画家ではない」と監督は言いました。 ゴッホと言えば、生前は絵が売れず、ゴーギャンとの不仲により自身の左耳を切り落とし、 最期は銃で自殺した(他殺説もあります)部分が強調されてきました。 今回の映画でももちろん、耳切りから最期までのおきまりのエピソードも描かれます。しかし、それはゴッホという画家のたった一部でしかなく、 シュナベール監督はそんな一部分だけではゴッホを憐れみの目では見ず、 画家としての生を全うした彼がなぜアルルの地に惹かれ、その時代に生きたのかその意味を映画の中で表現しようとしています。 この作品は監督自身が画家でもあり、絵画を描くからこそ作れた作品で、絵画そのものやゴッホに対する監督の想いが反映されています。 その監督の想いがゴッホにとっての「永遠の門」を創り出したのでしょう。 そして、私たちも映画を観て、ゴッホの視点から南仏・アルルを感じることでゴッホが観た「永遠の門」を見つけるのです。 (何が「永遠の門」なのかはネタバレ考察になるので、<おまけ話>のあと、下の方に書きます。) <おまけ話> 日本ではサム・ライミ版『スパイダーマン』のグリーン・ゴブリンの印象が強いウィレム・デフォーですが、 今回の作品では新たな一面を見せてくれました。 何よりも、ジャパンプレミアの舞台挨拶ではどの作中でもなかなかお目にかかれないおちゃめな姿や笑顔を見ることができたので、最高でした。 監督は監督で舞台挨拶してるのに「私の話はもういいでしょ?みんな映画観たいでしょ??早く観ようよ!!」と 自由気ままで独特な雰囲気でさすが芸術家と思いました。 以下、ネタバレ考察 「永遠の門」とは 私は「永遠へと続く門」と解釈しました。それはゴッホが魅了されたアルルの風景であり、それを描いたゴッホの絵そのものです。 ゴッホは花瓶を目の前にして、「花瓶の花はいずれ枯れるが、描くことによって永遠に残る」と言います。 ゴッホは自分が描いた絵が受け入れられないことに対して、なぜ自分の絵が世の中に受け入れられないのか、 絵画の才が神から与えられたギフトであるならば、神からの賜り物が受け入れられないということは、 神は自分が生まれ落ちる時代を誤ったのではないかと考えるのです。 それゆえに自分が受け入れられる未来へと残るように、アルルの美しい情景を絵画に写しこんでいったのです。 ゴッホが遺した絵画の数々は現代の我々を魅了し続けます。これはまさにゴッホの絵が「永遠の門」となり、 ゴッホの生きた時代と我々の時代を繋いでいるからこそです。

senko

映像に引き込まれました

- 6年前

ジャパンプレミアで鑑賞しました。ゴッホの苦悩や葛藤が切なかったです。ゴッホ目線の映像を取り入れていて、草原などの映像がきれいでした。

チケット予約
ページ上部へ戻る