p pilotfish 文学への愛
starstarstarstarstar - 6年前
ミステリーだけじゃない、文学への敬意と奥深さを描いている映画。
文学をはじめとしたあらゆるアート作品がグローバルマーケットのもとで金を生むマテリアルと化した今日、作品の本質を掘り下げたり議論したりなどという行為はもはやナンセンスに感じられ… 続きを読む
ミステリーだけじゃない、文学への敬意と奥深さを描いている映画。
文学をはじめとしたあらゆるアート作品がグローバルマーケットのもとで金を生むマテリアルと化した今日、作品の本質を掘り下げたり議論したりなどという行為はもはやナンセンスに感じられる。(映画も同じか。面白いか面白くないか、星いくつ取ってるか、話題順、人気順で上から並べられてく上映作品も同じ?) それが世界的なベストセラーともなれば尚更だ。売ってナンボの世界。出版社は売るための話題づくりに終始する。そんな現状を嘆くかのようなこの映画、見ていて胸が熱くなった。
世界同時発売のために地下に閉じ込められて作業させられる翻訳家たち。まるで翻訳ロボット。でも彼らがみんな、程度の差こそあれ、文学そのものを愛していて、作品を真剣に語り合うシーンや、ほとんど監禁にも近い状況下でも少しずつお互いの考えていることを分かり合い、シェイクスピアの一節(だったと思う?)で愛や優しさの意味を確かめ合う場面も素敵だった。窮地に陥った彼らが原作の言語であるフランス語以外(スペイン語や中国語)でコミュニケーションをとっていく場面などは「言葉」に携わるプロってこういう人たちなんだよなぁと感動させられる。(私の尊敬する翻訳家たちも大体みんな専門の言語以外もとても堪能だ。) 様々な世界各国の言語が飛び交う、それもこの映画の魅力。
9カ国語のなかに日本語が入っていなかったことが残念だ。母国語人口の少なさから言えば当然かもしれないけれど。世界の様々な文学が日本から発信されていく未来を夢見て、日本の素晴らしい翻訳家たちに敬意を表して、みた映画でした。
ヒ ヒロケン 無題
starstarstarstarstar - 6年前
前半はなかなか世界に入っていけなかったんだけど後半どんどん引き込まれていきました。しかしまぁ、作家に限らず、クリエイターとビジネスとはなかなか噛み合わないものだよね。
チ チキンリトル 翻訳という仕事、文学への愛
starstarstarstarstar - 6年前
まず「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの4作目『インフェルノ』出版時に、原稿の流出を恐れた出版社が、各国の翻訳者をある地下室に隔離し、密かに翻訳作業を進めていたらしいーーということに驚いた。
映画は誰が犯人かというミステリー仕立てになってお… 続きを読む
まず「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの4作目『インフェルノ』出版時に、原稿の流出を恐れた出版社が、各国の翻訳者をある地下室に隔離し、密かに翻訳作業を進めていたらしいーーということに驚いた。
映画は誰が犯人かというミステリー仕立てになっており、騙され続けることに注目されがちだが、わたし自身翻訳者であるので、ベストセラーシリーズの作品の翻訳を任されたという高揚感、文学への愛、金儲けの道具にされることへの抵抗に共感しながら見た。
彼らが出版社社長にわからない多言語でやりとりする場面はわくわくした。
m mami 9人の翻訳家
starstarstarstarstar - 6年前
翻訳家たちの背景の描写が浅くて、物語から少し置いてけぼりにされた感じ。原作読んでからだと、もう少し入り込めたのかも。
M Michel@事務所 騙されるのが楽しい!
starstarstarstarstar - 6年前
単純な私は何の疑いもなく、全てきれいに騙されました。それがとても楽しかったです。
トリックの巧妙さではなく、犯人が誰なのか?犯行はどうやって?動機は?などストーリーをドキドキしながら観たい人にはオススメです。
小説について、作者について語り合うところ、もう一度観たい!