名実ともにキャリアの絶頂期にあった俳優ジョン・F・ドノヴァンが死んだ。
彼に発覚したある疑惑とともに、イギリス在住の11歳の子役ルパート・ターナーと5年もの間文通をしていた秘密も明るみに出る。
物語は、成長して俳優となったルパートがインタビューに応え、回顧していく形で進行する。
『マミー』のグザヴィエ・ドラン監督による初の英語作品。アデルの『Hello』のミュージック・ビデオを監督しているだけあって、初めにRolling in the deepが流れる。アデルがカメオ出演する案もあったと言うが。
ジョンを演じたのは、『ゲーム・オブ・スローンズ』のスノウ役で知られるキット・ハリントン。ターナー少年役は、『ワンダー 君は太陽』の天才子役ジェイコブ・トランブレイ。
今作においても母と子の関係性に言及しているが、感動する場面であるはずのStand by meにはどうしても乗れなかった。
個人的な作品に著名な俳優が出てくると引いてしまいがちだが、ナタリー・ポートマンの演技は結果的に良かった。『リチャード・ジュエル』のキャシー・ベイツもさすがの説得力。
ダイナーの謎老人役マイケル・ガンボンは完全に余計だったと思う。
ジェシカ・チャスティンも出演していたらしいが、全カットとのこと。プレミア上映後の評価は軒並み酷評だったそうだが、個人的な作品は深読みする楽しみがあるので嫌いではない。