自分の境遇と照らしてみて
私事ですが、10歳の時に母親を亡くし、5年前に大好きだった叔父を亡くし、そして2ヶ月前に最愛の人を亡くしました。 いずれも本作のナイナイと同じ癌が原因です。 とかく患者本人に打ち明けるか否かが争点になるのですが、この映画を観てどちらが正しいのか非常に考えさせられました。 東と西の文化の違いも垣間見れて、興味深い作品でした。
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本作はルル・ワン監督自身の実際の嘘に基づく、愉快で、心温まる物語。NY に暮らすビリー(オークワフィナ)と家族は、ガンで余命 3 ヶ月と宣告された祖母ナイナイに最後に会うために中国へ帰郷する。家族は、病のことを本人に悟られないように、集ま る口実として、いとこの結婚式をでっちあげる。ちゃんと真実を伝えるべきだと訴えるビリーと、悲しませたくないと反対する家族。葛藤の中で過ごす数日間、うまくいかない人生に 悩んでいたビリーは、明るく愛情深いナイナイから生きる力を受け取っていく......。
私事ですが、10歳の時に母親を亡くし、5年前に大好きだった叔父を亡くし、そして2ヶ月前に最愛の人を亡くしました。 いずれも本作のナイナイと同じ癌が原因です。 とかく患者本人に打ち明けるか否かが争点になるのですが、この映画を観てどちらが正しいのか非常に考えさせられました。 東と西の文化の違いも垣間見れて、興味深い作品でした。
想像していた通りの映画ではなかったがよかった。 終始、悲しい感情でいないといけないと思っていたが、 途中途中で『これ笑っていいのか?』『これふざけてるよね?』というところがいくつもあった。 これはコメディ映画だったのか? 予告をみただけでは最期は亡くなってしまう運命のナイナイからビリーや周囲が生きる力を得て前を向くストーリーだと思い込んでいた。 事実、登場人物らは祖母の余命宣告から、 異なる文化の対立や家族関係に悩み、悲しみ、怒るわけで、ビリーは異なる死生観から生きることについても考えさせられる。 だが、最後に元気な声を出している本物のナイナイを見て、安堵したとともに、亡くなってしまうことを期待していた自分がいて、なんとも恥ずかしくなった。 本編の中でも特に食事シーンがどれも良かった。 ナイナイを囲んでの悲しい食事も お互いの文化をいがみ合う気まづい食事も おめでたい結婚式の食事も、どれも食事が美味しそうだった。 料理自体というよりは、大人数で大量の料理をがっつく様が今の日本ではあまり見ない光景だからか、魅惑的だった。 それ以外にも、生意気な甥っ子やマイペースなリーさん、歌うチワワや、親戚一同での食事に結婚式やお墓参りなど、どこか懐かしさを感じる場面が多かった。 寂しさをまとった映画のはずなのに、 可笑しくて可愛らしくて、憎めない映画だった。
北京でもなく上海でもなく長春が舞台だからか騒がしくなく、中華文化を好意的に描いた安心して観ることができる。 アジア人として共感でき親近感多め。そして同じアジア人として、日本人も中国人の良いところは好意的に見てほしいなあと個人的には思うわけです。 オークワフィナ、オーシャンズ8が初見で凄いアジア人出てきたなと思いましたが、やはり良い。益々のご活躍を願います。
歴史劇や旧社会を描いた中国映画は見てきたけど、現代劇は少ないので、中国の都会の普通の人たちがどんな生活や意識を持っているのか、わからないことが多い。この映画は、コミカルにそれを見せてくれる。 特に、世界に移民として広がって行く人達の故国への郷愁、家族のつながり、移住先での孤独など、描いているのも興味深い。 未だに外から見えにくい国をこんな風にえがいた映画を今後も期待したい。
日本人の嫁がよく分からんけど交際3ヶ月で結婚式、ばあばの末期肺癌のために親族集まる理由にされててわろた。中国語全然わかってない上にばあばに怒られてることもよく分かってなくてかわいかった。中国ってガン隠すの初めて知った。ビリー家バイリンガルでカッコイイ。最後ばあばピンピン生きてますってエンドロール見てオチが良かった。我知道ってずっと言ってる流れ良かった。
病気をまず患者本人に告知する個人尊重のアメリカと、家族のみが知り本人には黙っているべきとする中国の、文化の違いがくっきりと浮き彫りに。 その差の善悪ではなく、家族一人ひとりが覚悟を決め、一丸となってつらさを飲みこみ耐えていく姿を追っていた。 しんみりするけどコメディ色もあり。 衝撃のラストに爆笑。 ワンテーマを短く綺麗にまとめていて、楽しめました。
メインテーマは「東洋の考え、西洋の考え」の間で考え続ける…のだが、ナイナイに対してだけでなく、エレベーターが壊れたホテル、中国を自慢しながら息子をアメリカ留学させる親族、泣くことでの愛情表現、昔の家が跡形もなくなるほどの開発、などたくさんの違いに触れて、ビリーが中国を故郷を考える…。 ビリーは故郷が好きな気持ちと、でもちょこちょこ感じる違和感とで、ずーっと悩む(というか戸惑う?)。 日本だって、外からみたら他の国では理解されない慣習はたくさんあるし、どっちが正しいとかじゃないしな…。 大好きな人に対して「自分がしてあげたいこと」と、「周りのみんながしてあげたいこと」が違うって、ツラいだろうな…。 へんに結論を出さず、最後ニューヨークでハー!ってなる終わり方がすごく良かった。
特に大きな事件は起こらず静かに話は進み、まるでドキュメンタリー映画のようだった。 中国では末期がん患者へ余命の告知はしない、アメリカでは告知しないのは違法になるなど、日本との文化の違いが興味深かった。
コロナ禍の今のニューヨークではなく 以前のニューヨークがそこにはありました。 そこで生きてきた中国人の一家。 親も迷いながら不安の中生きてきた年月をそのまま浸透させた娘の人生。 異国の地で生きると言うことはそーゆーことなのかな。自分の居場所を探しながら母国へ帰国。母国でも自分の居場所がどこなのか。 それでも強く生きていく。 何かを残す生き方よりも、どう生きたかが大切!とは、自分の人生に安堵できる言葉に出会えた映画だった。
泣くとわかってて観たけど、声をあげて泣きたい瞬間がありました。 自分の祖母の姿が浮かんだから。 映画の中では文化が違うけど、 ひとりひとり考え方も違う。それは現実も同じ。 自分もそれで親ともぶつかった。 大切に思うからこそ想いも深くて、 ためになる事を考えてのこと。 でもやっぱり違う人間だから得心いかない。 そのまま生きていくしかない。 家族だから一緒に。 ビリーが不安定で素直でキュートで目が離せなかったです。 そして最初と最後にクスッとさせてもらいました。
末期ガンで余命幾ばくもない祖母に会うため、アメリカに移民したビリーの一家を初めとする親族は、身内の結婚式を口実に帰郷し、一堂に会することになる。検査結果を知らされぬ当人は、親族との再会を喜び、披露宴の準備に奔走する。そんな祖母の姿を不憫に思ったビリーは、真実を知らせるべきではと主張するが、中国においては本人に告知しないことが慣例であると諭される。東西の文化や風習の違いを描いた所謂カルチャーギャップ・コメディ。だが、そうした映画の多くが幾分戯画化されたものであるのに対して、本作は細やかに滋味豊かに描いてるのがいい。オークワフィナはいつものコメディエンヌぶりとは違う演技を見せ素晴らしい。と思ったら、ちゃんとゴールデングローブ賞を獲っていた。
ゆるめのエピソードが続き物語はたんたんと進む。 それぞれの文化の違いを見せながら物語はたんたんと進む。 適度に感情を表出し画面を引き締めながら物語はたんたんと進む。 たんたんと心地良いリズム。 そして予想もしなかった着地へ。 ある意味裏切られることになるだろう この映画には正解は提示されていない。 大事なのは自分がどう思い何を感じたか。 答えはない。 しかし、この映画を見てよかったなあと劇場を出る。 ポイントはお涙ちょうだいにならないバランス感。日本はコレが鼻につく場合が多い。最近は改善されてるとは思うが。いや、逆にお涙ちょうだいにしてないでしょという感じが鼻につく場合がある(笑)