無題
starstarstarstarstar - 9年前
戦時下でも人は人として淡々と生活をする。状況が悪化し食料の配給が減っても、ただただ生きるために工夫して食べる。大切な人を亡くしても、毎日できることをして、働いて、何なら可笑しいときには笑って生きていた。‥こんな描写を観たのは初めて!戦争とい… 続きを読む
戦時下でも人は人として淡々と生活をする。状況が悪化し食料の配給が減っても、ただただ生きるために工夫して食べる。大切な人を亡くしても、毎日できることをして、働いて、何なら可笑しいときには笑って生きていた。‥こんな描写を観たのは初めて!戦争というものの容赦のない残忍さを決して軽んじているわけではないのに、なんでこんな表現ができるんだろう。“いかにも”なフォーマットを持たない、アニメーションとしての新たな 再現法を観せてもらった。もちろん戦時下の生活が楽しいなんて思っていないし、登場人物たちは自然に懸命に生きていたけど、なんせよく笑う。ときにはブラックジョークも吐いてみたりする。戦争をテーマにした作品で、観たことのない新鮮なシーンがいっぱいでした。よく笑ったし、後半はカウントダウンにつれて苦しく、泣き疲れるほど泣いた。この時代背景で、登場人物みんないい人とか‥それを全くあざとく感じないとか‥‥“キレイゴトアニメーション”が苦手なわたしがどうしたことでしょう。主人公は能年ちゃん改め“のん”以外もう考えられない。戦争映画なのに、高らかに反戦をテーマと掲げる作品ではないし、製作側の自己陶酔や 押し付けがましさ が皆無。そこに共鳴できたんだと思う。ほのぼのとしたトーンなのに展開が早いところも好きです。飽きさせないよねえ。
もったいなかった
starstarstarstarstar - 9年前
すごい泣けると聞いて、泣きに行こうと見に行きました。ストレス発散のような気持ちで。
見終わって後悔……、大きかった。とても大きな作品でした。そんな不順な気持ちで出会うべきではなかった。もったいなかった。
正直、気持ちの整理がつきません。とにかく今すぐもう一度、誠実な気持ちで見直したい。
悲しくも温かいお話でした。
エンドロールでジワジワ涙が
starstarstarstarstar - 9年前
地元が描かれている作品なので、観ようとは思っていたけど
地元の映画館にもなかなか行けず、年が明けた元旦にようやく広島で観ることが出来ました。
呉は軍港だったから空襲もあったのは知っていた。
今も残る見馴れた景色に主人公すずが日常を送るのを見… 続きを読む
地元が描かれている作品なので、観ようとは思っていたけど
地元の映画館にもなかなか行けず、年が明けた元旦にようやく広島で観ることが出来ました。
呉は軍港だったから空襲もあったのは知っていた。
今も残る見馴れた景色に主人公すずが日常を送るのを見ると
実際にあった事だと改めて思い知らされました。
7/1の大空襲で真っ赤に燃えさかる街。焼け野原。
見たことのない過去の、でも確かにこの街であった事。
すずの実家の都市である広島よりも嫁入り先の呉が空襲にさらされる理不尽。
でも実際は原爆を落とす為、実験台のように計画的に広島は狙わなかった事実。
どんなにひどい災いが起き、生と死が紙一重で分けても、現実に適応して人は今までも、
これからも生きて行くんだなと思えました。
絵のタッチも柔らかく、どろどろとした戦争映画でもなく
主人公が歩んだ何気ない日常を見せられると入り込み易く実感が湧きました。
エンドロールで描かれたその後の出来事「日常」を見ていると涙が自然に出ました。
"答え合わせ"はいらない
starstarstarstarstar - 9年前
視聴者に想像の余地を残した映画を見た後は、他の方のレビューを見て"答え合わせ"をしたくなる。しかし私はこの映画を見て初めて、"答え合わせ"をしたくない、と思った。この映画は、観た人がそれぞれ感じた思いを心に中にそっと灯すものなのだ。解釈はい… 続きを読む
視聴者に想像の余地を残した映画を見た後は、他の方のレビューを見て"答え合わせ"をしたくなる。しかし私はこの映画を見て初めて、"答え合わせ"をしたくない、と思った。この映画は、観た人がそれぞれ感じた思いを心に中にそっと灯すものなのだ。解釈はいろいろあるだろうが、その解釈にどれが"正しい"というものはないのだと。そう強く感じたのだ。この映画は他の戦争を扱った映画によくあるように戦争の悲惨さを必要以上に前に打ち出すことはない。だがそれがかえって心に鋭く突き刺さるのだ。主人公の声を演じたのん、彼女に対してこれまで全く興味がなかったが、少なくとも主人公に命を吹き込むことは彼女にしかできなかったのではないだろうか。それほど彼女の声が主人公をより魅力的にしているように感じた。
唖然としてしまった
starstarstarstarstar - 9年前
話題になっているのは、知っていた。
でも、批評は聞かずに観たかった。
観た。
唖然としてしまった。
戦争映画(?)なのに泣けない。
泣かせてくれない。
非日常の中にある日常の複雑性。
何回も観たい作品。