怪物はささやいてはいない
A Monster Calls ささやいてはいない。 怪物が語る物語は、おとぎ話に見えて、実は人の世の真理を深く洞察している。 あらゆる不幸を背負っているかのような少年は、哀れなようだが、若くして試練を乗り越えた魂のエリートである。
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ベストセラー小説『怪物はささやく』を、『インポッシブル』などのJ・A・バヨナ監督が映画化。主人公の少年コナーには『PAN~ネバーランド、夢のはじまり~』で脚光を浴びた新生ルイス・マクドゥーガル、母役にフェリシティ・ジョーンズ、怪物の声にリーアム・ニーソンが演じる。13歳の少年コナーは、余命わずかの母と二人で暮らしているが、毎夜悪夢にうなされてた。そんなある夜、コナーのもとに怪物がやってきて告げる。「今から、私はお前に3つの【真実の物語】を話す。4つ目の物語は、お前が話せ。」しかも怪物は、コナーが隠している“真実”を語れと迫るのだ。頑なに拒むコナー。しかしコナーの抵抗など意にも介さず、その日を境に夜ごと怪物は現れ......。
A Monster Calls ささやいてはいない。 怪物が語る物語は、おとぎ話に見えて、実は人の世の真理を深く洞察している。 あらゆる不幸を背負っているかのような少年は、哀れなようだが、若くして試練を乗り越えた魂のエリートである。
誰しも経験がある、自分の中の別の自分。この作品は、ファンタジーでありながら見事に深層心理を描いており、心に残りました。毎夜現れるのは自分の中にいる怪物。母を想う気持ちの強さから、そしてまだ子供ゆえの自己表現の稚拙さから、モンスターとして現れ、苦しめられます。イギリスらしい風景も楽しい映画です。単純に楽しい。
予想とは違うストーリー展開で、なんか知らないけど後半かなり泣いた。 今の私の心にぐさっと刺さってくる絶妙なタイミングだったのかな。 監督はJ A パヨナ。そして「パンズ ラビリンス」の製作スタッフという触れ込みだったので、かなり深めだったりエグめのダークファンタジーなのかと思っていたけれど割と直球のファンタジーで、ダークさは若干抑え気味だと思います。 だからパンズ ラビリンスのダークさや、永遠の子どもたちのホラー感を期待しないで気負わずに真っさらな気持ちで観てもいいかもしれない。 イギリスの田舎町の鬱屈とした空気とそこに住む逃げ場も救いもない、主人公の目の前に現れる悪夢と墓地に佇むイチイの木の怪物。 この怪物が語りだす水彩画の様なアニメーション映像がとても繊細で美しくて印象的ではじめは怖かったはずなのに、もっとこの怪物に会いたくなる。 原作は恐らくティーン向けの児童文学ですが、主人公コナー少年の抱える心の闇や、怪物がコナーに説く人間の矛盾というテーマが大人向け。怪物によって、自己矛盾だらけの人間弱さを突きつけられてぞわぞわする。 そこが道徳観を真っ直ぐつき進む正統派の子供向けファンタジーとは一線を画していてこの作品の好きなところ。 壊れそうなガラスの心を持つコナーを演じたルイス マクドゥーガルのダークな演技力は勿論ですが、母親役のフェリシティ ジョーンズの段々と病に侵され、やつれていくビジュアルや演技がなかなかリアルでお見事だった。
怪物が完全に某マーヴェルに出てくるキャラだったので吹きそうになりました。 が、お話の内容はダークな童話のようで、実際作中に出てくる怪物が語る物語を美しい水彩で表していて、死に逝く母、離婚した父、反りの合わない祖母、イジメをする同級生、鬱屈した想い…12歳の少年にしては少し幼い感もあったけど繊細な心に宿る怪物との対話は自分が乗り越えるべき壁との闘いでもあり、母の死を迎える彼の葛藤も苦しみでもあるのでしょう。 全編丸ごとが童話のようだったし、家族を想う気持ちの形は違えど温かさが伝わる作品だった。
なんでそうなるの?というのが多くて、そもそも三つの物語を話される理由も最後に真実を話す理由もよくわからなくてピンとこない。主役の子はすごいいい顔してる