ゴッホという人物の見方が変わった
starstarstarstarstar - 8年前
郵便配達人ジョセフ・ルーランの息子アルマンが、父の友人で自殺した画家のゴッホが弟テオに宛てた手紙を届けるのに当って、ゴッホが自殺した理由とその謎について迫っていくサスペンス。
映画の大半を油絵によるアニメーションで描いており、「星月夜」や「… 続きを読む
郵便配達人ジョセフ・ルーランの息子アルマンが、父の友人で自殺した画家のゴッホが弟テオに宛てた手紙を届けるのに当って、ゴッホが自殺した理由とその謎について迫っていくサスペンス。
映画の大半を油絵によるアニメーションで描いており、「星月夜」や「種まく人」などのゴッホの有名な絵がヌルヌルと動くのが不思議な感覚だし、それを見れただけでも感動だった。
狂気の天才画家というイメージを持たれているゴッホだけど、この映画では複数の関係者の証言からむしろ人間味のある人物として描かれていて、この映画を観た後にはゴッホという人物の見方が変わった。
大画面で観る価値ありの映像
starstarstarstarstar - 8年前
これまでも「有名画家の半生を描く映画」はクリムトやゴッホのものを齧る程度に鑑賞したことはある。それらの作品は、基本的にアートファンのための、良くも悪くも「ふわっとした」作品で、起承転結が曖昧でも許される類のものだった。
その経験上、ストーリ… 続きを読む
これまでも「有名画家の半生を描く映画」はクリムトやゴッホのものを齧る程度に鑑賞したことはある。それらの作品は、基本的にアートファンのための、良くも悪くも「ふわっとした」作品で、起承転結が曖昧でも許される類のものだった。
その経験上、ストーリーには大きな期待を持たず、とはいえ油絵で出来たアニメーションとはどんなものかなーという興味レベルに期待をおさえて鑑賞。絵に集中したかったので吹替に。
結果、このスタンスでの鑑賞は
正解だったと思う。
映像美は評判通りの美しさ。
この作品のために描きたい!と志願した1300名近い方達による渾身の油絵作品群が、ゴッホフィルターのかかった景色の中に鑑賞者を連れて行ってくれる。これは圧巻。大画面で体感する価値あり。
VR版があったらもちろん視聴してみたいが、
2Dでこれだけ引き込めるんだなあと素直に感激した。
最新のテクノロジーを持ってすれば、今やAIの力で、ゴッホタッチの絵なんて簡単に作れてしまうだろう。だが、そんなものではここまでの感慨を呼べなかったにちがいない。
これは、「わざわざゴッホを愛する人達を集め、60000点以上の愛ある油絵を介して作ったプロセス」そのものに大きな価値がある、アート作品なのだ。
そのようなゴッホへの愛が溢れまくった制作プロセスとは対照的に、ストーリー内のゴッホはどこまでも寂しく孤独で、愛に飢えていた。
制作プロセスと物語との時代を超えたアンバランスさが、この作品に一層のせつなさを呼びおこす。
もちろんストーリーには
大きな起承転結はないものの、
ゴッホの死に焦点を絞っていて、なかなか興味深い。ゴッホは銃で自殺した、という通説を信じ切っていた私には新鮮だった。
あの奇人・変人のメンヘラゴッホでしょ、という
一面的な印象をガラリと変えられる、
ゴッホに敬意を表さずにはいられない作品。
長くなりました。
大画面で観られてよかったです。
作ってくださった、ゴッホを愛する制作陣の皆さん、ありがとう。
アニメーションというよりも
starstarstarstarstar - 8年前
動く絵画!油絵の具を重ね塗りしてコマ送りの絵を描いている過程を見ているかのよう。でも、人物も風景も、表情豊か。
帰り道、撮影と製作手法をパンフレットで読んで感嘆した。
ゴッホの苦悩
starstarstarstarstar - 8年前
膨大な数の油絵が、塗り重ねられ動く様子にただただ圧倒。実際のゴッホの作品も躍動感あって吸い込まれそうになるよなぁ。
本当かどうか定かではない複数の他者が語る彼の内面は、捉えどころがない。孤独と戦いながら、芸術家として高みを目指す姿に胸が締め付けられた。
凄い!
starstarstarstarstar - 8年前
全編まさに動くゴッホの絵!その映像は他に類を見ません。
しかも内容はミステリー風に仕上げられてはいるものの見事な人間ドラマ‼︎
パンフ完売が残念過ぎる😩