憎しみの先
人間の憎悪の行く先をまざまざと見せつけられる作品 彼女たちは果たして娘の復讐を果たすことができたのだろうか…?と見終わったあとにずっと考えてしまった。 また、自分がもし、どこにもぶつけることができない苦しみを生んでしまったら、あの3枚の看板のように思いを込められるモノはあるだろうか。と自問してしまう
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2017年第74回ベネチア国際映画祭で脚本賞、同年のトロント国際映画祭でも最高賞にあたる観客賞を受賞し各国で高い評価を獲得したクライムドラマ。主演に『ファーゴ』のフランシス・マクドーマンド。共演はウディ・ハレルソン、サム・ロックウェルら。最愛の娘が殺されて既に数ヶ月が経過したにもかかわらず、犯人が逮捕される気配がないことに憤るミルドレッドは、無能な警察に抗議するために町はずれに3枚の巨大な広告板を設置する。それを不快に思う警察とミルドレッドの間の諍いが、事態を予想外の方向に向かわせる。
(C)2017 Twentieth Century Fox
人間の憎悪の行く先をまざまざと見せつけられる作品 彼女たちは果たして娘の復讐を果たすことができたのだろうか…?と見終わったあとにずっと考えてしまった。 また、自分がもし、どこにもぶつけることができない苦しみを生んでしまったら、あの3枚の看板のように思いを込められるモノはあるだろうか。と自問してしまう
オスカー2人も出すだけあって見応えあり。グロいのかと思ったらそうではなかった。ヒューマン系かな。もっと早く見ればよかったな。
どうにもならないほど強い憎しみを連鎖させずにどうやって人は断ち切ることができるのか。難題だけど不可能ではない。誰かに傷つけられても、また別の誰かに救われる。
母ならば本来これで当然。怒って当然の事に怒れない世界が狂ってる。これ程の内容を看板3枚から起こしてくる着眼点に震えた。
「Anger begets more anger. (怒りは怒りを来す)」 まさにこの映画を象徴する言葉だと思った。赦すということは、相手を許すと同時に、自らを怒りの呪縛から解放してあげること。重苦しいテーマの映画だと思うけど、人生において教訓となる一本。 火炎瓶のシーンと、オレンジジュースが注がれたグラスがとても印象的だった。