マーク・ライランスを見る映画です
今日はディズニー映画初のスティーヴン・スピルバーグ作品として話題の「BFG(ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)」のジャパン・プレミアに行ってきました。 上映前の舞台挨拶にはBFG役のマーク・ライランスさんと少女ソフィーの日本語吹替を担当… 続きを読む
今日はディズニー映画初のスティーヴン・スピルバーグ作品として話題の「BFG(ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)」のジャパン・プレミアに行ってきました。 上映前の舞台挨拶にはBFG役のマーク・ライランスさんと少女ソフィーの日本語吹替を担当した本田望結ちゃんが登壇。マーク・ライランスさんは大の親日派で、小さな頃から日本映画をよく見ていたそうで、一番好きな映画が「生きる」なのだそうです。またスピルバーグ作品の中で好きな作品は?という質問には「シンドラーのリスト」「プライベート・ライアン」「リンカーン」を挙げた後に一番好きなのは「未知との遭遇」とおっしゃっていました。マーク・ライランスさんは私と同じ歳。若い頃に見た「未知との遭遇」のインパクトは、私も忘れられません。 さて、作品は心優しい巨人BFGと孤独な少女が心を通わせるハートウォーミングなストーリー。原作が、あの「チャーリーとチョコレート工場」のロアルド・ダール。ティム・バートンとスピルバーグでは天と地ほど違いますから映像的には全く違いますが、見る者の予想を超えた奇想天外なストーリーには共通するものも感じられます。 巨人というと多くのファンタジー作品に登場しますが、そもそも巨人に「知性」があって「いい人」という設定は初めてじゃないかな? 「ハリーポッター」に出てきたハグリッドの弟グロウプが若干知性があった程度で、古くは「ジャックと豆の木」から「ロード・オブ・ザ・リング」まで、巨人といえば「無知で人を喰う」という設定がほぼ共通しています。(日本の「進撃の巨人」がその最たるものですが。ということはエレンがいたか(^^)) その中で優しい巨人BFGの個性は際立っているし、その個性を支えているのは、何と言ってもマーク・ライランスの表情であり、その朴訥とした語り口なのです。この作品はBFGのキャスティングをマーク・ライランスにした時点で勝利していたと言っても過言ではないでしょう。それほど彼の存在感は大きいし、マーク・ライランスありきの作品なのです。 またスティーヴン・スピルバーグは、といえば、私も「E.T.」「未知との遭遇」などの「人の死なないファンタジー」という印象が強い監督さんです。(実際には「ジョーズ」や「ジュラシック・パーク」などのかなり怖い映画と二極化しているのですが) そして今回の作品も宣伝文句に「新時代のE.T.誕生」と謳っているように、久しぶりの「人の死なないファンタジー」です。私の試写後の率直な印象は「ピーターパン」に一番近いと感じました。恵まれない少女が夜、ふと窓の外を見た時からファンタジーが始まる。変にヤングアダルトを意識しない正統派の童話の映画化だからこそ、普遍的なものを感じさせるクラシックとなる可能性を秘めた作品だと言えるでしょう。